事業案内
業務案内
港湾分野における(行政、民間)の要請を受けて、港湾施設やその他運営に関する計画、調査・解析、設計などを行います。
整備後の施設の維持管理や更新(リニューアル) 、建設時の施工監理や災害支援なども行います。
日本海洋コンサルタント株式会社の
事業フィールド
日本海洋コンサルタントは、海洋、港湾分野の社会資本整備に携わる事業を行っています。
建設の言葉がついていますが、大型機械をつかった工事現場で行われるような「つくる」ということではありません。
社会資本整備の実現に向けて、企画や調査計画、設計に関する技術コンサルティングサービスを行っています。
- 計画
- 01
社会経済情勢の変化に対応した
みなとの計画づくり・事業づくりを支援します。
▪長期構想・港湾計画
港湾管理者が定める港湾の長期的な開発、利用及び保全に関する指針となる基本的な計画の策定を支援します。
▪事業評価
行政のアカウンタビリティを果たす目的で普及した事業評価は、時代の要請に対応し、評価手法の高度化・多様化が進んでいます。この対応として、各港湾事業の事業評価において、費用対効果分析、経済波及効果分析、環境経済評価分析について検討します。
▪事業化に向けた各種検討
企画・計画段階では、航行船舶の安全性や周辺環境に与える影響についても検討し、必要に応じて計画へのフィードバックを行います。 なお航行安全検討は、海上工事の実施段階や、設計を上回る大型船舶の受入時においても実施します。
- 調査・分析
- 02
港湾の核施設の設計・施工に向けて
現在の状況把握や各種条件設定に必要な調査や解析などを行います。
▪測量・土質調査
陸域や海底の地形調査(測量調査)や地盤の土質成層状況の把握(ボーリング調査)などを行い、設計の条件などに活用します。
▪解析検討
沿岸域の水質・底質・流況・海生生物(低生生物、プランクトン付着生物、魚類、藻場、干潟、サンゴ礁等)の現地調査、結果の解析、環境影響評価、モニタリング計画立案、浅場・藻場・生物共生型構造物・環境改善対策の計画や効果検討を行います。
▪事業化に向けた各種検討
物理環境や自然環境等に関するシミュレーションとして、流況・水質シミュレーション、大気・騒音・振動シミュレーション
等、各事象の再現や事業評価を検討します。
- 設計
- 03
港湾の各施設の施行に向けて、
予備設計から各種解析を踏まえた基本設計など構造形式の決定や工事に必要となる図面数量作成、施工計画・管理に至る施設整備が完了するまでの検討管理を行います。
▪新設構造物の設計、既設構造物の更新設計【予備設計⇒基本設計⇒細部設計⇒実施設計・施工計画】
・予備設計、基本設計は、自然条件、利用条件などを考慮しながら設計を行い経済性や利便性、気候変動を踏まえた周辺環境への影響など総合的に判断し構造を決定します。
・細部設計は、鉄筋コンクリート配筋計算等、部材の詳細な構造を決定します。
・実施設計は、工事を行うために必要な図面数量を作成します。施工計画は事業者が工事を発注する際、入札のための適正な予定価格を算出するために策定するものです。
▪解析検討
設計条件の設定から構造物の変形、安定性評価まで、複雑な構造物や物理現象を忠実に再現するために、構造、地盤、水理等のあらゆる自然環境に関する数値解析シミュレーションを行います。
▪CIM
計画、調査、設計段階から3次元モデルを導入することにより、その後の施工、維持管理の各段階においても3次元モデルを連携・発展させて事業全体にわたる関係者間の情報共有を容易にし、一連の建設生産・管理システムの効率化・高度化を図るために取り組んでいます。
▪施工管理
工事を円滑かつ安全に進めるためのサポートとして、工事経験者の派遣にも対応しています。
- 維持管理
- 04
港湾施設の点検を行い、維持管理計画や予防保全計画を策定するとともに
更新・修繕に係る計画・設計を行います。
▪維持管理計画
専門的知識・技術等を活かし、点検診断計画の立案、点検診断結果を踏まえた施設の損傷・劣化に係る評価、財政・利用面
施設の重要度等から見た早期対応の必要性等に係る評価、施設の維持工事等の時期や方法等をとりまとめた維持管理計各を立案します。
▪点検診断
港湾施設について目視調査や各種ICTを活用した機器(UAV写真測量、マルチビーム、水中3次元スキャナ、赤外線調査等)により、劣化度を判定し施設の性能低下度の評価を行います。
▪補修設計
維持工事等が必要と判断された施設について、既存施設を有効活用した最適な保守方法を検討し設計を行います。
- 発注者・支援
- 05
発注者のパートナーとして専門技術力を
生かした支援を行っています。
港湾の工事を安全で効率的、経済的に実施していくためには、工事の発注や施工段階において、国や地方公共団体などの発注者に高い技術力が求められます。当社では工事の発注から施工、検査のプロセスにおいて、発注者のパートナーとして専門技術力を生かした支援を行っています。
- 災害支援
- 06
「災害緊急協定※」に
基づき災害支援を行います。
※災害発生時における緊急的な応急対策業務に関する包括的協定書
▪迅速な初動対応
災害発生時に、各地方整備局等との緊密な情報交換と災害情報の収集を図り、各協会が設置する災害対策本部との緊密な連絡を維持するために情報連絡員を派遣します。また、各協会による協力要請に対して人材派遣などの支援をします。
▪緊急的な復旧調査・設計
被災状況の調査、災害復旧に向けた復旧設計や概算工事費を検討し災害査定資料を作成します。
カーボンニュートラルに向けた取り組み
●カーボンニュートラルポート実現に向けた計画・設計
●洋上風力発電の基地港湾に向けた調査・計画・設計
●ブルーカーボンのための藻場等環境創造に向けた調査・設計